旧車カタログの保存方法


旧車カタログ保存方法

旧車カタログ保存方法のお問い合わせをいただくことがあり、保存方法を説明いたします。

1:積み重ねて保管することはお勧め出来ません。
重量が軽いうちは良いのですが、重くなるとサイズの違い、ディーラーステッカーなどに押されて跡が残ったり歪みが出ます。
但しバイクのカタログや軽い物であればこの方法でも良いと思います(長い段の書類ケースに少数ずつ分けて入れるのは、省スペースにもなり良いでしょう)

2:近年ではディーラーでカタログを貰ってくると、殆どの場合で価格表、オプションカタログなどが挟まってきます。
実はこれが大問題!!
最近は少ないと思いますが、ホッチキス綴じの価格表を挟んだまま重ねて保存するとホッチキスの針でカタログがキズ付きます。
オプションカタログや価格表は、表紙か裏表紙の裏に挟んであり、皆さんそのまま保存していると思いますが、これ最悪です!!
年数が経つと必ず表紙、裏表紙に跡が付いたり傷みが出ます。
カタログと別々に保存出来れば良いのですが、やはり一緒のほうが何かと便利です。
そこでホッチキス綴じの物はホッチキスを外しましょう。その上でカタログの一番真ん中のページに挟んで保管してください。
これでカタログの外装を傷めることはありません。(但し例外もありサイズ等の関係で表紙、裏表紙の裏へ挟んだ方が良い場合もあります)

3:日焼けは厳禁です!!
大切な本などでも同様ですが、紙は日焼けで黄ばんだり、色抜けします。
普段は絶対に日光の当らない扉付きの本棚での保管がベストです。
カラーBOXで保管している人も多いでしょうが、紙は蛍光灯の灯りでも焼けますので遮光カーテンを取り付けると良いです。

4:本棚で保管すると歪んだりしない?
とお考えの人へ・・・全く心配要りません。
その代わり緩々(ゆるゆる)だとカタログが歪みますので、所々に箱やクッション材を挟んでなるべくズレないようにして下さい。
但し本立てを使うと跡が付きますので、なるべくカタログより大きなサイズのクッションを挟みましょう。

5:室内保管が難しくなったからと、ダンボール箱へ詰め込んで物置や、倉庫の片隅で保管・・・・これも最悪!!
そのまま数年経つと必ず湿気でページ貼り付きが起こります。こうなるとタダのごみかジャンク品です。
室内保管の場合も空気の流れは絶対必要です。

6:バイクのカタログや、'60年代以前の小型カタログはクリアファイルでの保存もお勧めです。これはかなり良いです。

これだけでは無いのですが、又の機会に追記します。
ちなみに私自身は扉付きの本棚及びクリアファイル(ホルダータイプのもの)で保存しています。もちろん通気にも気を使い・・・
この方法で'60年代以前のカタログでも新品同様の品多数です。

クリーニング・補修方法など・・・

新品のカタログをそのまま保管出来れば、いつまでもきれいな状態で保存可能ですが、やはり古くて汚い物を入手した場合は少しでもキレイにして保存したい物です。
クリーニング、補修方法を紹介します。


まず汚れている場合、何とかキレイにしたいものです。
鉛筆書き込みの場合、消しゴムで消しても良いのですが、印刷面がカラーの場合は色落ちしますので諦めるか極細の消しゴムで書き込みの線の上だけ消しましょう。
バックが印刷無い部分でも激しく擦るとシワの原因になるので注意しましょう。
汚れも紙質や部分により上記と同様で消しゴムでクリーニング可能の場合もありますが、判断が難しいのでなるべく避けましょう。

近年の紙質がツルツルカタログの場合、外装は濡れティッシュで拭いても構いません。(市販の濡れティッシュはダメです。水で濡らしたティッシュです。)
但しいきなり擦るとキズ付きますので、汚れに少し水分が浸透してからなるべく力をかけず、丁寧に擦りましょう。
”そんなことして大丈夫?”と思うでしょうが絶対大丈夫です。但しフチには十分注意すること。フチが濡れると歪みが出ます。
汚れに息を吹きかけて、柔らかめのティッシュで擦るのも抜群の効果あり!!
力いっぱい擦ると傷つけますので、器用さに自信の無い人は諦めましょう!!

年代物カタログにありがちな切れ目、裂け目によるホッチキスはずれなど・・
これも補修可能です。

切れ目の入ったカタログを入手した場合、絶対にテープを貼ってはいけません。これは何よりも最悪!!
数年後最悪な結果に泣きを見ます。
これは古本屋のテクニックですが切れ目は木工用ボンドを利用して補修します。
当店でたまに”切れ目補修済み”のコメントの入った商品がありますが、このテクニックで補修しています。
切れ目に重なり面が0.2mm程度でもあれば結構容易ですが、重なり面が全く無い場合、古書店では諦めるか細い紙を切って貼りつけをします。
但し当店では重なり面が全く無くとも、テクニックだけで細い紙を当てずに補修可能です。

但し非常に大変なのでジャンク品やそれに近い品の場合は補修は行ないません。

裂け目によるホッチキスはずれの場合も同様のテクニックで穴を塞ぎホッチキスを新品に交換すれば終了です。
裂け目無しでホッチキスのみ錆などで外れた場合はホッチキスのみ新品の物を取り付けて終了(あたりまえですが、一般のホッチキスは小さいからダメですよ)

又の機会に追記します。



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